2016

02

巨木の柱を立てる

その他

静岡県 日本平

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  • 日本平山頂シンボル施設プロポーザル
  • 2016年2月 計画

日本平シンボル施設静岡県が主催する建築設計競技の応募案である。

日本平の山頂に富士山や四周の風景を眺望するシンボル施設と、既存の電波塔の周りを回遊するデッキを設計する、という内容であった。

また、募集要項によると「和」であることと、県産木材を利用することが強調されていた。

これらより富士ひのきの集成材による巨木の柱が、富士山を望む場を形成するスタイルを提案の骨子とした。

富士山を眺めることは遥拝(ようはい)とも呼ばれ、祈りに通じる行為であり、原始の頃より変わらない。

それゆえ、縄文時代より聖なる場を形成する手段である、「巨木の柱を立てる」という日本建築の原型に依拠し、「日本のこころ」を表現しようと試みた。

 

(20160227_presentation(215305217I214`203A203E203g20321正面 池越し俯瞰パース3階展望スペース富士見櫓からの富士山

巨木と富士山

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