2010
08
[住宅]
14階建て50mの高さであれば、強風でバルコニーが使えないということはない。
そこでバルコニーを建物間口いっぱいにとり、建物ファサードとして高光沢のパネルを使った軒天井が表情を生み出すよう計画した。
生活するうえで反屋外のスペースがあるということは、生活の質そのものを向上させる。
高級マンションの付加価値として共用部のロビーを過剰なほど豪華にする、というのが業界の常識ではあるが、一方で住空間そのものはあまり変わり映えしない。
ロビーはほどほどにして床面積の容積対象にならないバルコニーを豊かにするほうが、本来のあり方ではありませんか?、という提案を行った。